v10.0
- ID:
- 23757
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0316
- 見出し:
- 松阪の間伐ヒノキ岩手・広田湾漁協に
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001203150003
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東日本大震災で被災した漁場で、津波で流されたカキ養殖用のいかだを再生するのに役立ててもらおうと、松阪市を拠点に活動する森林ボランティア「ぽんぽこ山」が14日、同市小野町の山林でヒノキの伐採を始めた。4月半ばまでに間伐材300本を切る。
ぽんぽこ山は、同市内の多目的交流施設「うきさとむら」を中心にボランティア活動をしている。「自分たちのできることで被災地の復興を応援したい」と昨夏、上村真由(まさよし)代表(69)が兄弟で所有する紀北町小浦地区の山林で伐採を進め、これまでに2度、岩手県陸前高田市の広田湾漁協にカキ
養殖いかだ用のヒノキ計300本を届けた。
上村さんらがこの日、伐採を始めたのは、松阪市小野町の谷久治さん(78)が所有する山林。作業に当たったのは、ほかに高杉和彦さん(65)と、名古屋市中川区の河端一さん(70)。チェーンソーで約30本を伐採し、枝打ちして4メートルほどに切りそろえる。乾燥させて梅雨の時期までに同漁協へ届け
ることにしている。
上村さんは「山を守る人が高齢化して間伐も進まず、立ち枯れが目立つ。間伐で山も息吹を増し、漁業者にも喜ばれる」と話していた。
..