v10.0
- ID:
-
23726
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0314
- 見出し:
- 国天然記念物トチの2世育て
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203130021.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 庄原市西城町にある国天然記念物「熊野の大トチ」の枝から育てた苗木が、同市の国営備北丘陵公園に植樹された。4月21日に新規オープンする「いこいの森」などに、同公園と市教委が植えた。「豊かな自然が特徴の新エリアの象徴になってほしい」と願っている。
独立行政法人森林総合研究所林木育種センター(岡山県勝央町)が昨年3月、熊野の大トチから切り取った枝を別の若木に接ぎ木。10本の苗を育てた。
そのうち約40センチの苗木3本の育成を、植物に詳しい職員が多く管理態勢が整う同公園に市教委が依頼した。
トチが好む湿地近くを選び、いこいの森に2本、ひばの里に1本植えた。10年ほどで3~4メートルの高さになるという。
熊野の大トチは高さ約30メートル、樹齢600年ともいわれる国内屈指の巨樹。同公園の大野穂(みのる)植物管理係長(47)は「いこいの森は偶然にも上原町の熊野地区。何百年と生き、立派な2代目になってほしい」と期待している。
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