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- ID:
- 49800
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0222
- 見出し:
- 400年前の印刷を再現
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001102210004
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- セミナリヨ版画展南島原で始まる
南島原市セミナリヨ版画展(朝日新聞社など後援)が19日、同市有家町のありえコレジヨホールで始まった。日本銅版画の発祥地の同市が九州各県で毎年公募している。10回記念の今年は、復元された木製ロール式印刷機で400年余り前の印刷を再現するイベントがあった。
安土桃山時代の末期、有家町にあったイエズス会の神学校(セミナリヨ)で、日本人生徒が銅版画「セビリアの聖母」を印刷したとされるのが版画展の由来。今回は5321点の応募があり、入賞と入選の計612点を27日まで同ホールに展示している。
木製印刷機は聖母の像が400年ぶりに復刻されたのに合わせ、旧有家町が1997年に復元していた。実際に使うのはその時以来といい、東京芸大名誉教授で銅版画家の中林忠良さんが古い技法を再現して披露した。
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