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- ID:
- 49772
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0217
- 見出し:
- 病気の木、枝を処理 加護坊さくらの会70人
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110217ddlk04040150000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 大崎市田尻の加護坊山(223メートル)で16日、「加護坊さくらの会」(遠藤日出男会長)が「てんぐ巣病」などにかかった桜の枝を切り取り、処理するボランティア作業を行った。同会は1982年に発足。これまでに延べ2000本のソメイヨシノやヤマザクラを同山山腹に植え県北の桜の名所に仕上げた。発足
30年目の節目を迎え、例年を大幅に上回る約70人が集まり、罹患(りかん)枝のほとんどを処理した。
てんぐ巣病は病菌が空中に飛散して伝染するとされ、同山では桜の木の1割が罹患していたという。罹患部では葉芽だけの枝が出るだけで花が咲かなくなる。放っておくと罹患枝に栄養分を取られ樹勢が弱り枯死の原因にもなる。特効薬はなく、春先に罹患枝を切り取るのが唯一の防除法。
このようなことから、同会は罹患枝の切り取りを業者に委託し、落ちた枝を集め軽トラックで集積場所に運ぶ作業に精を出した。収集量は軽トラック延べ80台分に上った。橋元幸枝事務局長(57)は「これで今年も見事に咲いてくれればうれしい」と話した。処理した枝は山道に敷き詰めるチップやまきとして利
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