v10.0
- ID:
- 49758
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0217
- 見出し:
- 冬温かく夏涼しい ヒノキ板のスリッパ
- 新聞・サイト名:
- Exciteニュース
- 元URL:
- http://www.excite.co.jp/News/bit/E1297766511487.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 仕事が終わって帰る家では思いっきりくつろぎたい。だから、家具やカーテン、家電製品やバス用品、細かな生活用品においても自分好みのものを探し、自分の城を作りあげたいものです。
では、室内履きはどんな物を好まれますか。チョイスがあまりないと思っておられる方もいるかもしれませんし、履きつぶしてしまうものだから、スーバーで安かったスリッパでいい、なんて妥協されている方もいらっしゃるでしょう。それとも、こだわって良い物を探したいですか。そんな方にお教えしたいのは、筆者が見
てほれてしまった室内履き「ツーピース」です。
どうして「ツーピース」が目に留まったかと言うと、まずはそのフォルムです。「ツーピース
エッグ」は、卵のような丸みを帯びている、合成皮革でできた甲部がかわいいのです。シンプルで洗練されていて、かつ機能的なデザインがピカリと光っています。それもそのはず。プロダクトを中心にグラフィックデザイン、パッケージデザイン、空間演出まで幅広いデザインワークを手掛ける現在旬のデザイン
会社、ドリルデザインと、水鳥工業のコラボレーション商品だからです。彼らのシンプルでナチュラルな発想が詰まり、「エッグ」と「トンネル」の2種類のデザインが展開されています。水鳥工業は、昭和12年創業の下駄メーカー。サンダルや靴の中底づくりの技術を生かし、時代のニーズに合わせて独創性にあ
ふれた、より良い履き心地の下駄の開発生産に取り組んできた会社です。
「ツーピース」の一番の特徴は、何といっても静岡産のヒノキが使われている、ソールにあります。ソールのヒノキ板が、つま先部分とそれ以外の部分の2つに分かれており、分かれめの屈曲部分に、EVA樹脂を挟んで連結しています。これが商品を「ツーピース」と命名した由来。EVA樹脂とは、エチレン-
酢酸ビニル共重合樹脂の略のことで、環境にやさしく、温もりと弾力があり、軽量で耐久性があるなど重宝される素材です。柔軟な足の動きに対応して、パタパタと音がしにくく、足の疲れを感じることがないように工夫されていて、いままでにない履き心地を楽しめます。
天然の木、ヒノキの上に足を置く心地よさ、そして温かさを感じ取れる冬の今ですが、天然素材だけあって、夏には涼しさを期待できるんだそうです。足も汗をかきますし、足が蒸れるのは気持ちのいいものではないので、これはうれしい限り。天然のヒノキのソールだと、重いのではと思うかもしれませんが、まっ
たくそんなことはありません。
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