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- ID:
- 49716
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0214
- 見出し:
- 桜並木再生へ官民協働 一関・磐井川沿いに苗木植栽
- 新聞・サイト名:
- 岩手日報
- 元URL:
- http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110213_14
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 一関市の磐井川堤防改修に伴う桜並木の伐採を控え、長年親しまれている桜と憩いの場を守ろうと官民協働の輪が広がっている。民間団体の「桜並木の復元を考える会」(小野寺真利会長)は、接ぎ木による苗木作りを支援し、植栽活動にも参加する。108本の苗木を植え再生させる計画で、活動への
市民参加を呼び掛けている。早ければ2013年春に苗木の植栽を始める。
伐採される桜は、中心市街地の堤防付近約1・6キロに生育する107本のソメイヨシノで、水害復興を祈願し1951年に植えられた。改修工事が始まる磐井町地区で4~6月に最初の伐採が行われ、34本が倒される。
桜並木の再生について協議を進めてきた一関市と岩手河川国道事務所の磐井川堤防桜再生会議は「現在生育しているソメイヨシノから苗木をつくる」などの方針を定め、現在より1本多い108本の桜を再生する計画を決めた。磐井町地区で13年4月下旬から5月に植栽する見通しだ。
桜伐採に当たり、長年親しまれた憩いの場を住民が主体的に関わり再生させようと一関商工会議所や住民組織などが「桜並木の復元を考える会」を1月に発足させた。同会が市民の参加を募っている。
同会は、接ぎ木による苗木作りを資金面でバックアップするほか、植栽や管理なども市や同事務所と協力して取り組む。18日は、一関一高付近の堤防で、桜から接ぎ木に必要な穂木を採取するセレモニーを行う。
同会事務局で一関商工会議所の吉家正泰業務課長補佐は「長年親しまれた桜の景観を多くの市民が参加する形で再生させたい」と参加を呼び掛ける。
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