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- ID:
- 52199
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1124
- 見出し:
- 宇宙帰りの種、育苗し植樹 真庭・醍醐桜2世
- 新聞・サイト名:
- 山陽新聞
- 元URL:
- http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011112319355277/
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 宇宙を旅した県指定天然記念物・醍醐(だいご)桜(真庭市別所)の種から育った苗木が23日、醍醐桜近くに植樹された。地元の保護グループは「樹齢千年といわれる名木の子孫を“宇宙桜”として大きく育てたい」と張り切っている。
醍醐桜の種は、無重力の影響などを調べる実験プロジェクトに選ばれ、米・スペースシャトルで2008年11月に宇宙へ出発。約8カ月半後に帰還した150粒をまき、県森林20+ 件研究所(勝央町)などで苗木10本が育った。
故郷に戻った苗木はこのうちの1本で、高さ約2・5メートル、幹の直径1・5センチ。地元住民や児童ら約60人が植樹式を行い、井手紘一郎市長が「市のシンボルの2世。将来が楽しみ」とあいさつ。醍醐桜の北約100メートルの休耕地に植えた。
保護活動に取り組むNPO醍醐桜未来プロジェクトの春木基男理事長(56)は「地元は10戸21人の小さな集落だが、力を合わせて巨木に育て、大勢の人に見てもらいたい」と話していた。
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