v10.0
- ID:
- 49595
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0131
- 見出し:
- 上北沢桜並木の観察会
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20110131-OYT8T00102.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 世田谷区の京王線上北沢駅南側にある上北沢桜並木で30日、桜の観察会が開かれた。花や葉もない状態での観察だが、木の枝の先端を観察することで桜の健康状態がわかるといい、今の時期が最も適した時期だという。
約250メートルにわたってソメイヨシノなど約50本が植えられている桜並木は、区の「せたがや百景」や「地域風景資産」にも指定されている。しかし、樹齢80年以上と推定される桜もあり、内部の腐食が進むなど、弱っている木もあるという。
美しい桜並木の保存に向けた活動などを続けている住民団体「上北沢桜並木会議」(佐藤信二郎代表)が2004年から、桜の健康状態を知るために毎年この時期に開いている。
この日の観察会には、区民ら約20人が参加し、樹木医の石井誠治さんの説明を熱心に聞き入った。石井さんは木の内部の様子を撮影した画像データをもとに、木の弱っている場所などを竹ざおで示しながら解説。幹を長持ちさせるために枝を切る必要があるところを参加者に伝えた。桜並木を管理してい
る区の職員も参加しており、こうした助言を参考に対応していくという。
石井さんはまた、今春の桜の花の咲き具合について「昨年の猛暑の影響は少なく、平年通りきれいに咲きそう」などと予想していた。
..