v10.0
- ID:
- 51734
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0930
- 見出し:
- 地下水保全狙い共同声明発表へ 佐久地域の市町村
- 新聞・サイト名:
- 信濃毎日新聞
- 元URL:
- http://www.shinmai.co.jp/news/20110930/KT110929ATI090005000.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 外国資本などによる水資源を目的とした森林買収の対応を検討している佐久地域の地下水等水資源保全連絡調整会議は29日、佐久市内で開いた会合で、同会議の構成市町村などが地下水や湧き水の水資源を守る「共同声明」を発表すると決めた。地下水を地域共有の財産である「公水」と位置付け
、地域全体で地下水の保全に努める内容とする。
名称は「佐久地域及びその周辺地域の地下水等水資源保全のための共同声明」。事務局の佐久市によると、こうした共同声明は全国的に珍しい。内容の発表は早ければ12月下旬になるとみられる。
同市の水道水源の約7割が南佐久郡佐久穂町にあることなどから、佐久地域全体で地下水保全を検討しており、各市町村が足並みをそろえた条例制定やルールづくりも視野に入れている。共同声明は条例制定などを前に問題意識を共有する狙いもある。
声明には、市町村間での外資などによる森林買収に関する情報共有や水資源の重要性について啓発活動を進めることも盛り込む予定。ただ、森林買収の情報を共有することについてはこの日の会合で、個人情報保護法に抵触する可能性を懸念する意見も出たため、今後、調整する。
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