v10.0
- ID:
- 51704
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0929
- 見出し:
- 事業最終年の55年度、債務超過208億円 県が議会で見通し
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110928ddlk19010137000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 県は開会中の9月定例県議会で27日、県林業公社について、事業契約最終年の2055年度で208億円の債務超過となる見通しと明らかにした。横内正明知事が清水武則県議(自民党・県民クラブ)の代表質問に答えた。
県森林整備課によると、同公社は、民有林の育成や伐採を請け負い、木材の売却で得た収益を所有者と公社で分け合う「分収林」として、約8000ヘクタールの人工林を造成。事業費には収益での返済を前提に、主に借入金を充ててきたが、近年は木材価格が下落。昨年度末の公社の累積債務は約
270億円で、既に2億円以上の債務超過となっている。現在の木材価格で試算した場合、55年度に約208億円の債務超過に陥る見通しだ。
横内知事は「大変厳しい経営状況」とする一方、水源かん養や県土保全など公益的機能と、木材生産の双方の両立の必要性を強調。土地所有者との収益配分見直し交渉など「公社の存廃両面から改革のあり方を検討する」と語った。改革プランは年内に策定する。
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