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- ID:
- 51654
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0926
- 見出し:
- 大坂城“幻の石垣”動かせ 運搬のそり引き体験
- 新聞・サイト名:
- 大阪日日新聞
- 元URL:
- http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110923/20110923033.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 海を渡って“残念石”がやってくる-。かつて、大坂城築城の際に瀬戸内から石材が運ばれたという故事にまつわる催し「見る、触れる、学ぶ-大坂城の石垣-」が10月1日、大阪市中央区の大阪城周辺で開かれる。産地である香川県の小豆島から巨石が運び込まれ、市民による運搬体験が行われる。
参加無料。
石材の運搬に用いられたとされる修羅と残念石
豊臣秀吉が築城した大坂城は、江戸初期に起こった「大坂の陣」で落城。修復のために切り出されたものの、実際には供されることのなかった石材は「残念石」と呼ばれ、島内には博物館を併設した「大坂城残石記念公園」がある。
今回の催しは、大阪城天守閣復興80周年記念として開催し、当時の様子を再現。使用されるのは2トン石で、運搬には丸太などを組み合わせた「修羅」と呼ばれるそりを用いる。
残念石の修羅引き体験のほか、えい行の際に歌われた祝い歌「石節おどり」なども披露される予定。また、石垣には産地である各藩の紋が刻まれており、拓本づくりも体験できる。大阪城の石垣をテーマに歴史をひもとくパネルディスカッションも行われる。
主催する中央区役所市民協働課の担当者は「当時、どのように石を運んだのか体験し、歴史への関心を深めてもらいたい」と話している。
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