v10.0
- ID:
- 51632
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0921
- 見出し:
- 災害の発生 実験で学ぶ
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110921-OYT8T00041.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 台風による土砂災害の仕組みを学ぶ県の出張防災教室が20日、倉吉市余戸谷町の市立明倫小で開かれた。台風12号により各地で被害が相次ぎ、15号の本州接近が伝えられる中、5年生31人が真剣な表情で土砂崩れの再現実験に取り組んだり、避難の際の注意点を学んだりした。
出張防災教室は県が2009年から希望する小学校を対象に開いており、今年は約20校で予定している。
この日、同校には、県治山砂防課と鳥取地方気象台の職員が講師として訪れ、台風12号によって米子市内や和歌山県で起きた土砂災害の写真をスライドで紹介。「斜面から滝のように水が流れ出るなど、普段とは違う現象に注意して」と災害の前触れに警戒を呼びかけた。
児童は台風が近づいていることを踏まえ「避難に備えて何を用意すればいいのか」など次々と質問。支援物資が届かない場合を想定し、2~3日分の食料や着替えが必要なことを学習した。また、実験では、高さ約10センチの土の塊にペットボトルの水をかけて土砂崩れを再現。土の表面に森林の模型を
乗せたり、雨量を変えたりし、発生しやすい条件を教わっていた。
岩山泰士君(11)は「近くに山があるので、雨が長引いた時は、土砂が崩れやすくなっていないかよく注意したい」と話していた。
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