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- ID:
- 51436
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- スギとヒノキでできた「うちわ」で、節電と被災地支援
- 新聞・サイト名:
- Bpnet
- 元URL:
- http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110825/281826/?top_f2
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- センプレ本店の注目の新商品は、「Uchiwa for more trees」。素材に国産のスギとヒノキの間伐材を採用したうちわだ。木目を生かしたシンプルな形状に特徴がある。あおいで風を送るたびに、心地良い木の香りが漂い出し、森の中にいるような気分を味わえる。
節電意識の高まりと同時に、気温が急激に上昇していることで、小型の扇風機や各種の涼感グッズが店頭に多数並んでいる。そうした状況で、暑さ対策のための商品を消費者に手にとってもらうには、商品の機能や価格に加えて、震災以降、変化した消費者の心理に訴える要素が不可欠だ。
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被災地と障害者支援になる
同製品を開発したmore
treesは、音楽家の坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体。同団体は、東日本大震災をきっかけに、被災地周辺の木材を活用した木造仮設住宅を建設するプロジェクト「LIFE311」を立ち上げた。同製品の売り上げの一部はLIFE311に寄付され、木造仮設住宅の建築費に充てられると言う。
未曾有の災害に直面して、消費を通して社会貢献したいという人々の気持ちはかつてないほど高まっている。震災以降、被災地へ旅行し、現地の製品を購入する人が増えた例もある。こうした意味で、同製品は、節電を実現すると同時に、被災地の復興にも貢献できる商品として今の消費者ニーズをつかん
でいる。
また同製品は障害者が1つずつ手作りしている。1575円と手頃な価格に設定されているので、プレゼントにも適している。知人や友人にプレゼントすることで、より多くの人の社会に貢献したいという気持ちにも訴えることができる。
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