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- ID:
- 51414
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0826
- 見出し:
- 水いらず 簡易トイレ開発
- 新聞・サイト名:
- 沖縄タイムス
- 元URL:
- http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-25_22537/
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 建設業のライン(浦添市)と貿易業のカルテックインターナショナル(横浜市)は、独自の技術で培養した数種のバイオ菌を使って排せつ物やトイレットペーパーを分解する簡易水洗トイレ「バイオレスト」を開発、9月から沖縄で先行販売する。排せつ物の水分をろ過して水洗用に再利用でき、くみ取りの必要
がないという。ラインの洲鎌昭夫社長は「短時間で分解するので悪臭が抑えられる。従来品と比べ衛生面が向上した」と話している。
従来の簡易トレイでは、おがくずや間伐材をバイオ菌の温床として排せつ物を分解していた。トイレットペーパーは分解できず、週1回のペースでくみ取りが必要だったという。
バイオレストはバイオ菌400ccを入れた水120リットルで分解する。水分はフィルターや活性炭でろ過して除菌し、水洗用に再利用するため、水道も必要ない。1800~2000回の使用でバイオ菌をつぎ足すという。
カルテックインターナショナルはバイオ菌、ラインが構造を開発。いくつかの機能は特許や実用新案に出願中。ソーラー使用は100万円、電源使用は80万円で販売し、レンタルにも対応する。初年度の販売目標は100~120台。
洲鎌社長は「建設現場やゴルフ場などで需要がある。将来的には衛生面に問題がある国に提供して貢献していきたい」と話している。問い合わせはライン、電話098(875)8899。
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