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【たいまつの放物線が夜空を焦がす「佐本川柱松」(和歌山県すさみ町佐本根倉で)】
- ID:
- 51311
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0817
- 見出し:
- 高床建物の部材の使い、いかだ川下り 小矢部・桜町石斧の会
- 新聞・サイト名:
- 富山新聞
- 元URL:
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110814203.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 小矢部市の桜町石斧(せきふ)の会による、縄文高床建物の材木を用いた「いかだ」川 下りは13日、小矢部川で行われた。3人が乗り込んだいかだは約2・8キロをハプニン グに見舞われながらも航行し、会員たちは縄文人が木材の輸送に川を利用した可能性に思 いをはせた。
川下りは、クロスランドおやべにあった復元の縄文高床建物の桜町JOMONパークへ の移築に合わせて、縄文人が木材運搬に川を利用した可能性を検証するために企画した。
いかだは解体した建物の部材のうち、床材であるクリの木5本を用い、タイヤチューブ の浮きを付けた木枠を組み合わせて重いクリの木の浮力を補った。大きさは長さ約3・6 メートル、幅1・5メートル。
いかだには副会長の宗田徹也さん(65)と会員の坂田明雄さん(57)、野澤敏夫さ ん(56)が乗り込み、島分橋に近い場所からスタート、縄文風の衣装を着けた3人が竹 ざおで操船した。
途中、いかだが回転して前後が逆になったり、壊れかけたりとハプニングがあったもの の、出発から約1時間10分後、小矢部川と子撫川の合流点付近の川岸にたどり着いた。
いかだの組み立ても担当した宗田さんは「途中、浅瀬に乗り上げて、川に降りて運ぶ場 所もあった。縄文人の苦労と工夫の一端が分かった気がする」と話した。
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