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- ID:
- 50626
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0601
- >見出し:
- 身近な樹木の葉を紹介 信大の井田准教授が図鑑出版
- >新聞・サイト名:
- 信州ライブオン
- >元URL:
- http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_186756
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 山ノ内町志賀高原にある信大教育学部付属志賀自然教育研究施設の井田秀行准教授(43)が樹木の種類の見分け方をまとめた「信州木の葉図鑑」を出版した。若い世代や子ども向けに葉の特徴を分かりやすく紹介。「名前を知ることが森や自然の大切さをあらためて考えるきっかけになるのでは」と話す
。
信州の高原や野山で見られる代表的な21種類の樹木を取り上げた。葉の形について、「顔よりも大きい?」といった質問に答えていくと、「トチノキ」などの樹木の名にたどり着くようにした。それぞれの葉はイラストも使って、形や色、手触りなどを分かりやすく解説した。
葉の特徴をもとにユニークなキャッチコピーも付けた。シナノキの葉は「先の長いハート形」で周囲は「ふぞろいのギザギザ」。「信濃」の語源とされていることから「ギザギザハートの信濃国」といった具合だ。
井田准教授の専門は森林生態学。里山と人の暮らしのつながりなどを研究する。「信州はどこを見ても山や森があるけれど、木の名前を知らない人は意外と多い」と井田准教授。樹木に詳しい人向けの図鑑はあっても、初心者が自分で調べられる図鑑は少ないと感じていたため、今回の出版を思い立った。
井田准教授は「トレッキングや散歩に持参して、葉っぱの鑑定を楽しんでほしい。名前を知れば木への親近感が湧くはず」と話している。
オフィスエムから。県内の主な書店で販売している。515円。
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