v10.0
- ID:
- 50480
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0517
- >見出し:
- 県産スギの型枠利用、入札の参加条件に
- >新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- >元URL:
- http://mytown.asahi.com/areanews/tokushima/OSK201105160134.html
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 建設工事などでコンクリートを流し込む木製型枠について、徳島県は16日、県産スギの型枠を使わなければ県発注の公共工事の入札に参加できなくする、と発表した。6月1日以降に発注する工事から適用する。東日本大震災の影響で型枠用合板が品薄になっているため、工事に遅れが出ないようにする
とともに、県産木材の利用拡大を図りたい考えだ。
県建設管理課によると、県内の建設業者と資材業者に震災の影響について聞き取り調査をしたところ「コンクリート型枠用の合板が不足している」という声が多かったという。岩手、宮城両県で合板工場が被災しており、3月に全国で生産された型枠用合板の生産量は約2200立方メートル(調査できない両
県を除く)と、昨年の約4割に落ち込んでいる。
一方、県は今年度から「次世代林業プロジェクト」として、木材自給率の向上のため県産木材の利用拡大を最重要テーマとしている。型枠用合板の品薄状態は輸入合板が届く6月ごろからは落ち着くとみられるが、県産スギの型枠の原則使用は恒久的に続けるという。
飯泉知事は16日の定例会見で「(型枠用合板の不足で)県内の公共工事にも影響が出ていると聞いている。県としても、県産スギの型枠を普及させる好機とみている。従来の合板の型枠よりコスト面で不利益にならないよう、対応は考えたい」と述べた。
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