v10.0
- ID:
- 50458
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0513
- >見出し:
- 死んだら木になりたい人のための新しい埋葬の形…スペイン
- >新聞・サイト名:
- らばQ
- >元URL:
- http://labaq.com/archives/51662599.html
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 日本で人が亡くなると遺体は火葬されるのが一般的です。火葬後の焼骨は骨壷に収骨され、それを埋葬します。
もちろん文化や宗教ごとに葬儀の様式は違うわけですが、スペインで変わった埋葬のしかたが選択肢に加わりました。
なんとそれは、木に生まれ変わると言うものだそうです。
こちらはスペイン・バルセロナ在住のデザイナーにより作られた"Bio Urm"と呼ばれる骨壷。
普通の骨壷と違うところは、なんと言ってもエコ・フレンドリーであること。この中に遺灰を入れ、それが木に育つというもので、死後に木になりたいという超ナチュラル派、自然派、無宗教派の人にとって新たな選択肢となっているようです。
骨壷はココナツの殻や泥炭やセルロース(繊維素)など、土の中で分解しやすい材料で出来ています。
骨壷ごとに種が入っており、木となって自然に還ることになります。値段は59.99ポンド(約8千円)と、日本の骨壷よりもかなり安くなっています。
もちろん日本の法律との兼ね合いもあるので、どこにでも埋葬と言うわけにはいかないでしょうが、諸外国と比べて極端に高額と言われる葬式費用を考えると、宗教に縛られない人なら賛同しても不思議ではありません。
墓石の代わりに、年々育っていく先祖の木をお参りをするというのも悪くないような気はします。
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