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「各部材を適した用途に再利用できた」と文京区みどり公園課の小沢信雄課長。近隣で電気設備業を営む渡辺喜一郎さん(70)は「思い入れのある木をうまく生かせて良かった。風情があっていい」と感慨深げに話す。
- ID:
- 49459
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0117
- 見出し:
- 温暖化予測 より高精度に 福島大が「新モデル」作成
- 新聞・サイト名:
- 河北新報
- 元URL:
- http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110117t65001.htm
- 写真・動画など:
- 【図・表 】
- 記事内容
- 福島大共生システム理工学類の市井和仁准教授(地球環境学)らのグループは16日までに、より精度の高い「地球温暖化予測モデル」を作成した。従来の解析モデルに比べ、陸地の植物の二酸化炭素(CO2)吸収効果を詳しく取り入れたのが特徴という。温暖化の影響評価への応用が期待される。
温暖化を予測するためには海と陸、大気の状況を地球規模で計算し、気温や海面の変動、CO2排出量などを算出しなければならない。具体的には大気や海を網の目状に分け、熱や水の循環などをスーパーコンピューターで計算していく。
市井准教授らはカナダ・ビクトリア大の予測モデル「UVic―ESCM」をベースに、独自の計算プログラムを作成した。
研究グループはビクトリア大の予測モデルに、森林によるCO2吸収を観測している「Asia Flux」など世界48サイトのデータを取り入れて、精度の向上を図った。
ビクトリア大のモデルは2100年には地球上の平均気温が2000年より3度上昇すると予測しているが、福島大が詳しく計算した結果では2度程度の上昇にとどまるという。
市井准教授は「温暖化を食い止める森林などの陸の植生の役割が、これまで過小評価されてきた」と説明。今後、さらに精度を高め、福島大の温暖化予測モデルとして発信していく。
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