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- ID:
- 50292
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0418
- >見出し:
- 氷見のごんごん祭りで鐘つき大会 丸太担ぎ1分間、回数競う
- >新聞・サイト名:
- 富山新聞
- >元URL:
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110419202.htm
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 氷見市の奇祭ごんごん祭りの「ゴンゴン鐘つき大会」は18日、氷見市朝日本町の真言 宗上日寺鐘つき堂で行われた。一般の部(高校生以上)には23人が出場し、松の丸太を 担いで1分間に鐘を突く回数を競い、小矢部市島の自営業鷲田基章さん(48)が87回
を突いて2年連続で優勝した。今年はフランス、中国、ブラジル人の力自慢も参加し、会 場を沸かせた。
大会は雨の中、大勢の観客が集まって行われ、一般の部は長さ2・8メートル、重さ約 50キロ、子供・女子の部は長さ2メートル、約20キロの丸太が使われた。優勝した鷲 田さんは「仕事中も重い物を担いで練習した成果」と喜んだ。
旅行中に祭りを知って出場したフランス人のカム・コンリボングさん(34)は「ハー ドでヘビー、そしてユニークな祭り」とうれしそうに話した。中国人の実習生鄧祥羽さん (22)=氷見市丸の内=は「昨年も出場した。いい音を出すことを狙った」と笑顔を見 せた。
女性で初めて50キロの丸太を担いだ会社員高木美幸さん(23)=高岡市福岡町下蓑 =は「きつかった」と振り返り、最高齢の農業林清春さん(74)=氷見市柳田=は「鐘 は20代から突いている。祭りに参加しないと1年が始まらない」と力を込めた。
ごんごん祭りは江戸初期に大日照りの雨ごいが成就したことを祝い、上日寺の鐘を打ち 鳴らしたことが由来。17、18日の同寺の観音大祭で力自慢が鐘を鳴らすようになった 。鐘つき大会は1999年に始まった。
▽順位 (1)鷲田基章(87回、小矢部市島)(2)林清春(82回、氷見市柳田) (3)荒屋秀樹(76回、高岡市中田)▽特別賞(音の響きの良さを審査) 山下裕(氷 見市島尾)、鄧祥羽(同市丸の内)
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