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- ID:
- 50282
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0417
- >見出し:
- 被災者、最大150人雇用を計画 福井のファーストウッド
- >新聞・サイト名:
- ファーストウッド
- >元URL:
- http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/27563.html
- >写真・動画など:
- なし
- >記事内容
- 東日本大震災の被災者の生活や就労を支援しようと、木材加工販売のファーストウッド(本社福井市川尻町、山田明社長)が最大150人規模の採用を計画している。家族用住宅の手当なども行う予定で、希望者が集まれば現地に赴いて面接を実施する。福井労働局によると、被災地から数人単位で採
用を計画している県内企業は数社あるが、同社ほど大規模な例は初めてという。
同社は住宅用の集積材の生産や、事前に工場で建築部材を加工するプレカットなどを手がけている。山田社長は「被災地では家や仕事をなくした人が多い。自分に置き換えると、いてもたってもいられない状況だった」と被災地からの採用を決断した。
今月上旬、ハローワーク福井に震災被災者向け専用の求人票を提出、まず採用枠10人で募集を開始した。ハローワーク同士のオンラインを通して、被災地でも求人票を見ることができる。
被災者に一日でも早く普通の生活を送ってもらうため、雇用のほか、家族の人数に合わせた住宅や転居費用なども「できる限りの支援をしたい」(山田社長)としている。
同社は2006年にテクノポート福井に進出し、同12月から本格的に操業を開始した。今年から新設の大野工場の一部操業を開始し、6月にはさらに同工場での生産を拡大する。現在の従業員は約380人。今後150人規模の新規雇用を予定しており「被災地から何人来てもらってもいい」(同)という。
仕事は木材加工で、機械操作などを使い研修を受ければだれでも可能。勤務地は本社工場、大野工場どちらでも希望に応じる。就労は、被災地が復興するまでの期間でも、そのまま就職してもいいとしている。
山田社長は「実際に就職を希望する人がどれだけいるかは分からないが、少しでも支援できるよう体制は整えたい」と話している。
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