v10.0
- ID:
- 50100
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0328
- 見出し:
- サクラ2本切られ住民がっかり 長崎市「行き違いあった」
- 新聞・サイト名:
- 長崎新聞
- 元URL:
- http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110327/06.shtml
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 道路拡幅に伴う公園再整備工事中の滑石平宗公園=長崎市滑石2丁目=で先月末、サクラの木2本が伐採された。春には見事な花を咲かせ、住民を楽しませていただけに「なぜ突然」と残念がる声が上がっている。
サクラは同公園が旧滑石小の敷地だったころからあり直径約50センチ、建物の2階ほどの高さがあった。工事が進む中で、一部の住民から「何とかして残してほしい」との声が出ていた。
同市みどりの課は、サクラには虫がついて幹の内部が空洞になるなど弱っており、公園再整備の上でも伐採が必要だったとしている。保存の要望に対しては「残せるものであれば検討したい」と回答していたという。しかし、住民側は「サクラを残すと約束していた」と受け止めており、両者の見解は食い違う。
今月、滑石公民館で開かれた説明会で、市は「お互い考え方の行き違いがあった中、事前の説明なしに切ったことは申し訳ない」と謝罪した上で、今後の方針を説明。「公園内にサクラを最低でも5本は植えたい」などと話した。参加した同市横尾2丁目の宮崎治男さん(76)は「残念だが、切った木を生き返ら
せろと言ったところで始まらない。事後措置をきちんとしてほしい」と話した。
..