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- ID:
- 49414
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0112
- 見出し:
- 産直住宅、心地よいよ 東濃ヒノキや間伐材使用
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/areanews/gifu/NGY201101110027.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 加子母産のヒノキやスギで建てられた産直住宅と、ヒノキの間伐材を加工した壁断熱材パネルを使った試験ハウスが、中津川市加子母地区と下呂市との境にある国道257号の舞台峠わきに登場した。加子母森林組合内に組織した加子母ひのき拡販推進協議会(内木篤志会長)が、地元材の販路拡大
を狙い、国土交通省の補助金などを活用して完成させたモデルハウスだ。
産直住宅の建設は、東京都武蔵野市の住宅建設会社「丸二」(渡辺偕規社長)と提携。同協議会が供給する東濃ヒノキを使い、都市向けの住宅として総2階建て約82.5平方メートルで設計された。
浴槽を含めヒノキをぜいたくに使った住宅で、販売価格は1250万円を予定。同社は来年は13棟、3年以内に30棟の販売目標を立てている。住宅購入希望者には加子母地区の森林見学ツアーに参加を求めており、渡辺社長は「産直住宅が加子母の森を守ることへの貢献になるということをアピールし
ていきたい」と話す。
一方、試験ハウスは、同協議会がヒノキの間伐材を活用する住宅として考えた。12~13センチ角の間伐材を接着剤を使わないでつなぎ合わせて厚さ18センチの壁断熱材パネルに加工し、木造平屋建て約50平方メートル住宅の壁に使った。壁材としての気密性や断熱効果、耐震性を探る実験棟で、「
間伐材カーボンニュートラル住宅」と名付けた。壁材としての有効性を確かめたうえで、今後、住宅メーカーなどに提案していく方針だ。
2棟の住宅は来場者に見学してもらうほか、体験宿泊などに使う計画だ。問い合わせは、加子母森林組合(0573・79・3333)へ。
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