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- ID:
- 49900
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0303
- 見出し:
- 発掘速報展:“平城の暮らし見る” 「九九」の木簡や「籌木」
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/nara/news/20110302ddlk29040517000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 毎週金曜日、職員が解説
特別史跡・平城宮跡(奈良市)などの調査成果を集めた企画展「発掘速報展 平城 2009・2010」が、同宮跡にある奈良文化財研究所平城宮跡資料館で開かれている。5月8日まで。
第1次大極殿院広場や東方官衙(かんが)地区など平城宮内3カ所のほか、鎮壇具として納められた魚の骨が出土した興福寺南大門など平城京内6カ所の計9調査を紹介。
平城宮東方官衙地区では、「二九十八」や「四八卅二」など九九を記した木簡などを展示。トイレットペーパーとしておしりをぬぐった木のへら「籌木(ちゅうぎ)」とともに、平城宮跡で初めて確認された「うんち」も展示している。
また、遷都1300年祭の平城京歴史館建設に先立って調査した「平城京右京三条一坊八坪」から出土した、米国製のビール瓶のラベルや米軍が使用した銃弾の薬莢(やっきょう)など近現代の遺物も紹介。メジャーを使って土層断面の実測図を作る体験コーナーもある。
無料。午前9時半~午後4時半。月曜休館。期間中の毎週金曜午後2時半から、発掘を担当した職員が展示を解説する「ギャラリートーク」が開かれる。問い合わせは奈文研連携推進課(0742・30・6752)。
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