v10.0
- ID:
- 46443
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0616
- 見出し:
- 新幹線「さくら」和風仕様、くつろげる木目調
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20100616-OYS1T00221.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 2011年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に合わせ、新大阪―鹿児島中央間を約4時間で結ぶ新幹線「さくら」の車内が15日、報道陣に公開された。快適性を重視して座席配置やリクライニング機能に工夫を凝らしたほか、木製のテーブルや手すりなどを座席に備え、くつろぎを意識した〈和風新幹
線〉に仕上がっている。
「さくら」は、東海道、山陽新幹線で主に「のぞみ」として活躍するN700系をベースに設計。指定席は、通路を挟んで各2席を並べた横4列で、横5列のN700系よりゆったりと座れる。座席には、背もたれを倒すと連動して座面も動く仕組みを導入した。
一方、グリーン席には枕などが備わり、通路には金色の花唐草模様があしらわれた。自由席車両を含め、桜の幹をイメージした木目調のデザインが壁に施され、女性専用トイレがデッキに設けられている。
「さくら」は山陽新幹線区間を最高時速300キロ、九州新幹線区間を同260キロで走行する。運賃は未定。車体の外観は、青磁をイメージした水色を基調にしている。JR西日本の担当者は「観光利用を意識してデザインした。女性や家族連れがくつろげる車両に仕上がった」と自信をみせる。
全線開通後は、部分開業区間(新八代―鹿児島中央)を走行している「つばめ」も、博多―鹿児島中央間を運行。これにも金箔
きんぱく
や漆、博多織、彫刻など「和」の要素が取り入れられている。
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