v10.0
- ID:
- 46324
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0608
- 見出し:
- 菅内閣発足「クリーンな政治を」有権者から期待の声
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20100609-OYT8T00003.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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菅新内閣が発足した8日、県内の有権者からは、昨年の政権交代以降、鳩山内閣が引きずり続けた「政治とカネ」を巡る問題との決別や、景気回復に期待する声が相次いだ。一方、暮らしが上向かない現状に「もう政治には期待できない」との冷めた見方もあった。
菅内閣について、大分市の会社員阿南良三さん(51)は「しがらみのない顔ぶれ。クリーンな政治をやってくれそう」。同市猪野の会社員青木威磧さん(67)も「小沢前幹事長と距離を置いた内閣という感じだ。鳩山政権には期待を裏切られたが、その分、頑張ってもらいたい」と期待を込めた。
新閣僚にも好意的な声が出た。同市新栄町の会社員高橋洋一さん(61)は「はっきりと物を言える閣僚がそろったと思う。特に事業仕分けで働きが良かった(行政刷新大臣の)蓮舫さんに期待したい」。日田市高瀬の林業長哲也さん(56)は「山田正彦農林水産相は林業に詳しいので大いに期待している。
日田市内でも安い外材の影響で放置林が増えている。鳩山内閣は森林づくりに熱心だったので、引き継いでほしい」と要望した。
景気対策を求めた別府市鉄輪の旅館経営中野米子さん(64)は「別府でも中小規模の旅館経営は厳しく、不景気の影響で疲弊している。多くの人がレジャーを楽しめる国に戻して」と語った。
一方、佐伯市長谷の漁業森田秀一郎さん(44)は「水産業への支援は、誰が大臣になっても期待できないのでは」。別府市亀川の主婦永野房子さん(59)は「誰がやっても今の政治には期待できず、『この人は』という閣僚もいない」と冷ややかだった。
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