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- ID:
- 46310
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0607
- 見出し:
- 十和田で日本一のドロヤナギ確認
- 新聞・サイト名:
- 47NEWS
- 元URL:
- http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100607100843.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
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- 【写真】
- 記事内容
- 東北巨木調査研究会(高渕英夫会長)が6日、十和田市の山中にあるドロヤナギの巨木を調査したところ、幹回りが6メートル97センチあり、現在国内で確認されているドロヤナギで最も太いことが分かった。環境省や全国巨樹・巨木林の会が作成しているデータベースによると、これまでの日本一は同市蔦温
泉近くにある「仙人橋のドロヤナギ」の6メートル7センチ。これを90センチも上回り、高渕会長は「これ以上太いドロヤナギはもう見つからないのでは」と話している。
太さが7メートル近いドロヤナギの巨木は、国道102号奥入瀬バイパス北側を流れる小幌内川沿いにある。山菜やキノコ採りなどでたびたび訪れ、巨木に気づいていた同市の農業笠石光廣さん(62)が昨年、高渕さんに情報を寄せた。
6日は、高渕さんら同研究会の会員14人が現地を訪問。基準となる地上1メートル30センチの幹回りを測定したほか、樹木医が木に登るなどして、樹高30・7メートル、樹齢約300年と判断した。
高渕さんは「われわれの調査では、ドロヤナギの巨木の国内上位10本中、9本が十和田市内にある。他のドロヤナギの巨木と同様、幹の根元に空洞があるため商品価値がないと見なされ、切られずに今まで残っていたのでは」と推測する。
同行した笠石さんは「幹のこぶが魅力的な樹木。仙人橋のドロヤナギも見たことがあるが、ここの方が太いと思っていた。日本一と言われると紹介した価値があった」と感激していた。
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