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- ID:
- 49271
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1222
- 見出し:
- 来春、スギ花粉飛散量「昨年の5.4倍に」 猛暑などの気温高が影響
- 新聞・サイト名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101221/CK2010122102000139.html
- 写真・動画など:
- 【イラスト】
- 記事内容
- 県内では1995、2005年に次ぐ発生量
県は20日、県内の来春のスギ花粉の飛散量を「非常に多い」とする予測を発表した。過去に多かった1995年、2005年に次ぐ発生量で、県全体の雄花の花粉生産量は昨年の5.4倍に上るという。 (美細津仁志)
県は毎年春の花粉飛散量発生量を調べるため、11~12月にスギの雄花の花粉生産量を調査している。今年は県農林技術研究所森林・林業研究センターと県内の各農林事務所が、県内91カ所のスギ計6800本を対象に、雄花の花粉の付き具合を調査。その結果、全県の計40本当たりのスギの雄
花の花粉量を示す「着花指数」(最大4000)は、比較的少なかった前年の335の5・4倍となる1807に増えた。
地域別では賀茂が最高で、前年の11・7倍の2424となった。このほか、東部2071(5・4倍)▽富士1319(6・1倍)▽中部1383(2・3倍)▽志太榛原1095(6・2倍)▽中遠1783(5・5倍)▽西部1245(9・8倍)▽天竜1725(4・9倍)-といずれも前年より軒並み増えた。
県全体の着花指数は95年が203、05年度が183と高かった。
県森林整備課の担当者は「春の花粉の飛散量は前年7月の気温や降水量が大きく左右する。今年は猛暑のため気温が高く、日照時間も長かったことが影響した」と指摘する。本格的な花粉飛散時期は年明け以降の気温に影響されるが、例年なら2月中旬ごろ。県は予防のための市販グッズの購入や
、病院での注射など処置などを例年より早めの対策を取るよう呼び掛けている。
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