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- ID:
- 48984
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1207
- 見出し:
- TPP反対、JAグループ宮崎3200人が集会
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20101206-OYS1T00309.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 県内の農協などで作るJAグループ宮崎は5日、宮崎市の栄町街区公園で、米国などが貿易自由化を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)への日本の参加に反対する集会を開き、約3200人の農家や建設業者らが締結交渉への参加阻止などを訴えた。
「TPP交渉への参加阻止とみやざきの“食と暮らし”を守る緊急県民集会」と題し、JA宮崎中央会の羽田正治会長が「農家をないがしろにしてこの国の将来はあるだろうか。断固反対」と呼びかけた。
東国原知事は「政府は交渉より前に、食料戦略をしっかり立てるべきだ」とあいさつ。県選出の国会議員も出席し、党を超えて反対する姿勢を示した。
交渉の参加阻止を求める共同宣言も採択され、来場者は「日本人には日本の食糧」「TPP締結は地域経済の崩壊につながる」などと書かれた看板やのぼりなどを掲げ、同市の高千穂通りや県庁周辺を行進した。
県はTTPに日本が参加すると、県内の農業で1529億、水産業68億、林業2億5000万円の損失が出ると試算している。都城市志和池の酪農業、水流常義さん(64)は「TPPは口蹄疫
こうていえき
とのダブルパンチ。後継者不足もさらに深刻になるだろう」と懸念していた。
口蹄疫被害者協議会の吉松孝一会長は「これ以上農家をつぶしたら、日本の食は守れない。看護師などの仕事も開放されるので、農業以外の打撃も大きい」と反発していた。
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