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- ID:
- 48893
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1130
- 見出し:
- ヒノキチップ枕 喜多製材所
- 新聞・サイト名:
- 産経新聞
- 元URL:
- http://www.sankei-kansai.com/2010/11/29/20101129-046642.php
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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日本を代表する高級木材の生産地、奈良県吉野町の新たな特産品として注目されているのが、香り高いヒノキの芯(しん)の部分をチップ状にしてたっぷり詰め込んだ「ヒノキチップ枕」だ。快適な睡眠にオススメの一品で、地元の「喜多(きた)製材所」が開発した。
木材の一大生産地として活気があふれていた吉野だが、20〜30年前から安価な外国産に押され始めた。いかに国産木材の良さをアピールしていくかが課題となる中、25歳で父から家業を受け継いだ喜多繁彰代表(62)は、木材の新たな活路の必要性をいち早く感じ、約20年前から工芸部を立ち上げ
てさまざまな国産材商品を打ち出した。
その一つが、このヒノキチップ枕。
樹齢80年以上のヒノキの芯部分のみを丁寧に乾燥させ、1ミリ以下の薄さにスライスする。自然とカールし、パイプ状になったチップは吸湿性が高く、抗菌性にも優れているため枕に最適という。ファスナー付きで好みの量にチップを調整できるため、どんな高さにも対応可能だ。
ヒノキそのものの香りもしっかり残り、寝ながらにして森林浴のようなリラックス効果を得ることもできる。喜多さんも「旅行や出張の時には手放せない」と癒やし効果に太鼓判を押す。
定価2625円、首の部分に粒状のチップが入った二段チップ枕は5775円。詰め替え用チップも販売している。問い合わせは喜多製材所(電話0746・32・2268)。
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