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- ID:
- 48781
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1122
- 見出し:
- 温暖化防止へ海外事例報告 上京でシンポ
- 新聞・サイト名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20101121000015
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- メキシコ・カンクンで今月末に開幕する気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)を前に、シンポジウム「市民が進める温暖化防止2010」が20日、京都市上京区の同志社大で始まった。市民ら約100人が参加し、海外での対策の現状や国際交渉について研究者が報告した。
地球温暖化防止の課題を考えようと、気候ネットワーク(中京区)が主催。基調講演に続いて「地球温暖化防止の重層的取り組み」と題した4人の研究者によるディスカッションが行われた。
日本環境学会の和田武会長はドイツの農村が風力発電による税収増を実現した事例を紹介。「CO2削減が経済発展を阻害しているといわれているが、森林や風力などの資源に恵まれた日本には、環境対策と地域活性化を両立させるさまざまな可能性がある」と話した。
また、COP16に向けて、龍谷大の高村ゆかり教授が「(CO2)排出削減ばかりを考えていると、国どうしの負担の押し付け合いになる。別の利益を見いだし、他の国から削減意欲を引きだすことが必要」と訴えた。
21日は「カンクン会議で合意すべきこと」や「地域・自治体の温暖化対策」などをテーマに五つの分科会が開かれる。
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