v10.0
- ID:
- 48728
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1117
- 見出し:
- ブナ大凶作で出没続く /岩手
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/iwate/news/20101116ddlk03040073000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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県内では今秋、クマの好物のブナの実が大凶作となっている。今年は平年に比べクマの出没件数が急増しているが、冬眠前の餌の減少で今後も出没が続く可能性が高い。
林野庁東北森林管理局が、10月に県内の24地点で実施した調査では、ブナの実は豊作時の2割未満しか結実していない。一般的にブナの実は5~7年の周期で豊作、凶作を繰り返しており、担当者は「今秋の凶作も周期的なものと考えられる」という。
県警地域課によると、今年同様に大凶作だった06年には10月に52件、11月に入っても14件の出没が確認されている。野生動物の生態に詳しい独立行政法人・森林総合研究所東北支所の大西尚樹主任研究員は「ブナの実が凶作の年には、クマが山から人里に下りる傾向が強い」と指摘する。
今年も10月の出没件数は19件となっており、大西研究員は「クマが冬眠する前の11月いっぱいは注意が必要だ」と話している
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