v10.0
- ID:
- 48566
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1108
- 見出し:
- 6~8割が過密林
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20101107-OYT8T00755.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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豊田で「森の健康診断」報告会、矢作川流域の56地点
「森の健康診断」の結果を報告する参加者
矢作川流域の人工林の健康度を市民ボランティアが調査する「矢作川森の健康診断」の報告会が7日、豊田市のJAあいち豊田本所で開かれ、約100人が参加した。
第6回目となる今年の健康診断は6月5日に実施され、豊田市42地点、新城市5地点、岐阜県恵那市9地点の計56地点を約220人で調査した。
豊田市矢作川研究所の洲崎燈子主任研究員によると、森の込み具合を示す3指標から判断すると、調査地点の6~8割が間伐の必要な過密林だった。この数値は、矢作川流域全体での過密林の割合(5~7割)よりやや高かった。
また、3指標のうち、樹間の平均距離と樹高との割合を示す相対幹距は、14~17で過密、14未満で超過密とされるが、今回の調査地で17未満の割合は82%と異常に高かったことが判明した。しかし、過密林が多いと診断された理由については「不明」という。
健康診断は2005年から10年間の予定で行われている。今回で、調査地点は愛知、長野、岐阜3県の402地点に及んだ。
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