v10.0
- ID:
- 48512
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1104
- 見出し:
- 、保全へ住民が会設立
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101103ddlk25040407000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
高島市朽木の安曇川源流域にあるトチノキの巨木が次々伐採されている問題で、地元住民らが巨木林を保全しようと「巨木を育(はぐく)む豊かな森と水源の郷(さと)をつくる会」を立ち上げ、2日、西川喜代治市長に協力を求めた。1日には、先月確認された県内最大の巨木など一帯の5本に所有者名と「
保存木」と表示した看板を立て、一部にロープをかけるなど伐採防止の措置を取った。
同会会員は山林所有者や住民ら24人。先月31日の設立会合で青木繁・環境省希少野生動植物保存推進員を会長に選んだ。現地視察した国際自然保護連合生態系管理委員会副委員長の河野昭一・京大名誉教授らを顧問に迎え、朽木の雲洞谷(うとだに)トチモチ保存会など十数団体に協力を呼
びかけた。
同会は、伐採現場で周囲の木まで切られたり、ごみの放置などが目立つとして、業者に立木を売却した山主に対し、契約解除や伐採延期を意思表示するよう呼びかける。売り主の同意が得られれば、業者との間に入って契約解除などの交渉を進める考えだ。
副会長の川村長太郎さんは「約30所帯の雲洞谷地区で1日夜に集会を持ったが、住民はトチノキ巨木の貴重さに気付いてなかった。これ以上切られないように活動したい」と語った。
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