v10.0
- ID:
- 48437
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1029
- 見出し:
- 13団体65人、安全性と正確さ競う きこり選手権
- 新聞・サイト名:
- 佐賀新聞
- 元URL:
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1754420.article.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 林業者が伐採技術を競う「第1回佐賀県きこり選手権」が28日、唐津市七山の県有林であった。県内の森林組合や製材所など13団体65人がチェーンソーを使い、杉を目標地点目指して切り倒したり、丸太を切断。作業の安全性や正確さを競い、太良町森林組合が最優秀賞に輝いた。
杉を切り倒す競技には各団体の代表13人が出場。参加者は周囲の安全を確認、目標地点に倒れるよう、直径約40センチの杉の根元付近に「受け口」と呼ばれる切り込みを入れ、反対側からくさびを打ち込みながらチェーンソーの刃を入れていた。県の技術監ら4人が安全確認や作業時間、倒れた木
と目標地点との誤差など6項目で審査した。
このほか、斜めに固定された丸太に垂直に刃を入れて3センチと8センチ幅に切断する競技もあった。審査の結果、優秀賞は本村製材所(多久市)と富士大和森林組合(佐賀市富士町)が獲得した。
唐津市東松浦郡木材同業組合の徳永富さん(43)=同市玄海町=は「担い手は少ないが、他業者と交流しながら確かな技術を身につけたい」と話した。
県と佐賀西部流域森林林業活性化センターが共催。昨年は伊万里や有田など県西部地区の林業者を対象に実施したが、より多くの林業者の技術を高めるために参加規模を拡大した。
..