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- ID:
- 48325
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1022
- 見出し:
- 近畿各地で紅葉始まる 見ごろは遅め? 色づきは鮮やか
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201010210044.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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近畿地方の山あいで木々が少しずつ色づき始めた。気象庁などによると、今年は秋の暖かさで紅葉の見ごろがずれ込む可能性があるが、猛暑だった夏に好天が続いたのと南米ペルー沖で現在発生している「ラニーニャ現象」の影響で、鮮やかな色を楽しめるかもしれないという。
六甲山系の標高360~470メートルにある神戸市立森林植物園(神戸市北区)では、早めに色づくマンサク科のモミジバフウがだいだい色や黄色に染まり始めている。担当者は「10月も暖かいので、例年より5日ほど遅れています」。イロハモミジなど約3800本のモミジは11月中旬から順次見ごろを迎
える予定だ。
気象庁や日本気象協会関西支社によると、鮮やかな紅葉に必要なのは、夏の十分な日照時間と、晩秋の朝晩の冷え込み。例年より南米沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が発生すると、日本の冬は寒くなる傾向がある。同協会関西支社の気象予報士の筒井幸雄さんは「猛暑の影響もあり、暖
冬でなければ一気に、鮮やかに色づくでしょう」と話している。
近畿地方の見ごろのピークは例年、11月中旬から12月にかけてだ。紅葉の目安は最低気温が8度以下の日が数日続くことだが、11月も気温は平年並みか高くなる見込みで、見頃は少し遅くなりそうだ。
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