v10.0
- ID:
- 48295
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1021
- 見出し:
- 多賀城跡:門跡を発見 平城京超える柱穴
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/enta/art/news/20101021ddm041040113000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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宮城県多賀城市の国特別史跡・多賀城跡(陸奥国府跡)の発掘を進める県多賀城跡調査研究所は20日、東側外郭で新たな門跡を発見したと発表した。多賀城創建(724年)に近い時期に建設された通用門跡とみられる。柱を立てるために掘った穴は「奈良・平城京にもない巨大さ」(同研究所)という。
多賀城跡で確認した門跡は4カ所目。発見した門跡は、外郭東辺のほぼ中央部にあり、掘っ立て式の八脚門とみられ、大きさは幅約10メートル、奥行き約6メートル。門の規模は他の門とほぼ同じだが、柱を立てる穴は方形で、一辺2・1メートル、深さ1・7メートルもあった。直径約45センチの柱を安定し
て立てるため、地中で木材を連結する珍しい「地中梁(はり)」工法が施されたとみられる。人や大量の物資が往来した通用門の可能性が高いとみている。
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