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- ID:
- 48159
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1015
- 見出し:
- 温室効果ガス3%減/県、08年度
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001010140002
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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県は13日、2008年度の県内の温室効果ガス排出量は973万トンで、前年度比で30万トン(3%)減ったと発表した。不況で経済活動が縮小したことやエコ製品の普及が背景にあるという。県が定める10年度までの目標達成には、さらに200万トン以上の削減が必要で、県は取り組みを強めたいとしてい
る。
県環境審議会の環境計画管理部会で報告された。地球温暖化対策課によると、全体の約3割を占める製造業の排出量は8万7千トン(3・4%)減。08年秋のリーマンショック後の景気低迷や、燃費効率の良いボイラー導入など企業の省エネ化が進んだという。
自動車からの排出量も、旅客や貨物自動車の走行量が減ったり、エコカーが普及したりしたため13万5千トン(6・8%)減。家庭でもエコ家電への切り替えなどで2万6千トン(1・4%)減った。
県は00年に策定した地球温暖化対策地域推進計画で、県内排出量を10年度までに1990年度比7%減の767万トンにする目標を定めている。05年度の1057万トンをピークに徐々に減っているが、目標達成には09、10年度で計206万トンの削減が必要だ。県は削減量の一部を、整備した森林によ
る吸収量で補う方針で、08年度までに120万トン分を確保。残り86万トンが実質的な削減目標になるという。
同課の井上元治課長は「年間40万トンペースで削減できれば、目標に近づくことができる。太陽光や風力など新エネルギーの導入や省エネ対策、森林整備などに引き続き取り組む」と話している。
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