v10.0
- ID:
- 48010
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1005
- 見出し:
- 生活者目線の企画販促強化 和信ペイント 水性の"良さ"を伝える
- 新聞・サイト名:
- CoatingMedia
- 元URL:
- http://www.coatingmedia.com/news/archives/2010/10/post_4005.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 今回2年ぶりの「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2010」出展となった和信ペイント。前回出展時より2小間増やし8小間での出展と意気込みを見せた。
今展は"暮らしを明るくカラフルに"をテーマに、これまでのような陳列棚による商品展示をあえて控え、小物品からガーデンファニチャー、ウッドデッキに至る塗装品をふんだんに取り入れた展示ブースをデザイン。更に実演塗装(水性ニス、水系木材保護塗料)を行うなど、生活者目線にこだわったプロモーショ
ン(販売促進)を行った。
ブース中央には、昨年投入した移動展示車「ガードラック号」を配置。既に各地のイベントに引っ張りだこの状況で、車内には自社製品を塗装したフローリング、キッチン扉、壁材を設置し、ショールームさながら。車内に足を踏み入れる楽しさも人気の要因となっている。
「ガードラック」の実演塗装
DIY分野においては、教材、ホームセンターいずれもニス製品でトップシェアを誇る同社。品質と並び、独自のカップ容器や別添の説明書など、そのきめ細かい製品開発にバイヤーから高い評価を得ているものの、最近では競合他社がニス製品の投入を活発化させており激戦の様相。「市場では溶剤系が8
割を占めている。水性ニスの普及拡大を図ることが当社にとってチャンス」と深沢筑紫社長。「臭いがない」「乾きが早い」といった水性ニス特有の特長を生かすためにも、生活者に"分かりやすく"かつ"身近"に感じてもらうためのプロモーションが不可欠との認識を深めている。
「ガードラック号」の車内
また、親会社の和信化学工業ブランドである水系木材保護塗料「ガードラック アクア」「ガードラック ラテックス」も戦略製品の1つ。これも水性ニス同様、溶剤系が圧倒的シェアを占める中での差別化展開となっている。
同品においては既にホームセンタールートで販売量が拡大しており、実演塗装においても「塗り替えの際、下地が溶剤系塗装であっても塗装できます」「隠ぺい性が高く、劣化して色がくすんだ木材に対しても木目を生かしたまま、好みの色を着色できます」と来場者にアピール。プロ用、DIY用問わず、水性製
品の普及拡大が和信グループ全体の戦略となっており、それぞれの流通チャンネルに応じた売り場づくりや販促提案に磨きをかける。
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