v10.0
- ID:
- 47934
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0930
- 見出し:
- 絶滅危惧種被害受け県が保全マニュアル作成へ
- 新聞・サイト名:
- 下野新聞
- 元URL:
- http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100929/389798
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
環境省と県が絶滅危惧種に指定しているクリヤマハハコが日光市内での県の林道工事で被害を受けた問題で、県は29日、再発防止のため「生物多様性保全マニュアル」を作成する考えを明らかにした。県内の絶滅危惧種の自生地の情報を県庁内で共有化し、公共事業の施工時に役立てる。
同日の県議会一般質問で、若林和雄氏の質問に三浦義和環境森林196件部長が答えた。
クリヤマハハコはキク科の種子植物。旧栗山村で初めて採取されたため、この名が付いた。今回は林道のり面の工事個所に絶滅危惧種が移植されていたとの情報が国から県に伝わっていなかったために起きた。
県は県版レッドリストの改定作業で、絶滅の恐れがある動植物の自生地の情報を収集している。この情報をデータ化し、公共事業の実施前に県の担当部署が注意を払い、環境への負荷軽減につなげる仕組みを構築する。
..