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- ID:
- 47714
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0915
- 見出し:
- イノシシ・シカ:飛び出しの交通事故、月4件以上
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/oita/news/20100914ddlk44040665000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
知事「森林環境税は継続を」
イノシシやシカの飛び出しによる交通事故が、県警把握分だけで佐伯市を中心に月4件以上起きていることが、13日の県議会一般質問での坂井孝行本部長の答弁で分かった。一方、広瀬勝貞知事は、今年度が最終年度(5年目)となる県独自の森林環境税について、パブリックコメントにかけたうえで継
続する意欲を示した。同税は植樹、シカ食害対策などに使われる。
御手洗吉生、桜木博両県議(自民)が質問。県警交通企画課によると、09年は人身事故2件(いずれも佐伯市)、物損事故56件(うち同市11件)で、今年1~8月も人身2件(同市と豊後大野市)、物損25件(佐伯市3件)が起きている。
一方、県が09年度、市町村別に過去3年平均のシカ捕獲量を超えた場合、1頭あたり8000円の報奨金を1万円に引き上げたところ、年1万8000頭の捕獲目標(年度途中に3000頭引き上げ)に対し、実績は1万9723頭と上回ったことも報告された。県内にシカは8万5000頭いるとされ、県は「09~1
1年度に年2万頭規模で集中捕獲したい」としている。イノシシは09年度捕獲目標2万2000頭に対し、実績は1万8545頭にとどまる。
また、森林環境税は県民税に上乗せする方式で、個人は年500円、法人は年1000~4万円負担する。年間3億円程度が集まり、再造林放棄地への植樹、シカ食害対策、森づくりボランティア支援などに充ててきた。しかし、県内2500ヘクタールに達する荒廃林のうち、整備できたのは910ヘクタール
にとどまっている。
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