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- ID:
- 47503
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0831
- 見出し:
- 府立植物園 来年の戦後再開50年へ再整備
- 新聞・サイト名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100830000076
- 写真・動画など:
- 【イラスト】
- 記事内容
- 京都府は、来年で戦後再開50周年を迎える府立植物園(京都市左京区)の再整備に乗り出す。カフェや伝統園芸展示場などを新設するほか、北山通沿いに新たな入園門を整備する。公立植物園では「入園者数4年連続日本一」の施設に新たな魅力を加え、さらなる入園者の獲得を目指す。
軽食や飲み物を提供する「森のカフェ」は園の中央部に新設する。現在は中央休憩所としてプレハブの飲食コーナーがあるが、新たなカフェでは木の香りや温かみを感じてもらえるよう府内産木材を多用する。
伝統園芸展示場は現在の北山門近くに設ける。夏はアサガオ、秋はキクなど季節の鉢物を中心に並べる。北山通沿いには歩行者がガラス越しに植物を見ることができる「ボタニカル(植物の)ウィンドウ」を設け、その西側には新たな入園門も整備する。園北西部には立体的な展示場「小丘陵-花との対話
」を造り、入園者がさらに間近に植物を観賞できるようにする。
市営地下鉄北山駅と京都コンサートホールをつなぐ散策路「北山プロムナード」も設ける。駅とホールの行き来の利便性を高めるとともに、音楽を楽しむ人たちに植物園の魅力に触れてもらうのが狙いという。
1924年に開業した同植物園は戦後の混乱で一時閉園していたが、再開してから来年で50周年となるのを記念し、本年度から2年間で再整備する。府は初年度分として本年度予算に1億8500万円を計上している。
府文化環境総務課は「日本一おもしろく、心やすらぐ植物園づくりに取り組むので、さらに多くの人に来園してほしい」と話している。
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