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- ID:
- 47361
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0823
- 見出し:
- オープンラボ:科学って不思議 子供たち魅力触れ学ぶ-県産業技術センター/鳥取
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100822ddlk31040311000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
科学の楽しさを知ってもらおうと子供たちを対象にした「小中学生のためのオープンラボ」が21日、地方独立行政法人・県産業技術センター(鳥取市若葉台南7)内の電子・有機素材研究所であった。夏休み中の子供たち20人が両親らとともに参加し、科学の魅力に触れた。【加藤結花】
この日は、▽木材の特性の観察▽20万倍まで可能な電子顕微鏡によるミクロ世界の体験▽音が外に全く漏れない無響室で大声を出す実験▽液晶の不思議--など八つの実験を体験。このうち、木材の特性を知る実験では、100種類の木のサンプルを前に、それぞれの特性の説明を受けた後、ブナ
の木を曲げる作業に挑戦。水に漬けて電子レンジで加熱したところ、堅いブナが簡単に曲がり、さらに冷めると元の形に戻らないことが分かり、子供たちはみな驚いた表情だった。
液晶の実験では、青、赤、緑の三原色の配合によって多彩な色が構成されていることを学んだ。家族と参加した八頭町立中央中学校1年の道盛健司さん(12)は「マイクロスコープ(デジタル顕微鏡)で液晶をみると、(いろんな色は)すべて三原色で成り立っていることが分かった。科学は面白いと思った」と
話していた。同研究所の西本弘之所長は「子供たちに素晴らしい装置や実験器具に触れてもらうことで科学に興味を持ってもらえたらうれしい。このイベントに参加した人の中から将来の科学者が出るかも」とイベントの盛況を喜んでいた。
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