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- ID:
- 47167
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0809
- 見出し:
- 歴史的建造物を無償貸し付け=北海道江別
- 新聞・サイト名:
- 時事ドットコム
- 元URL:
- http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2010080900158
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 北海道江別市は、市内にある二つの歴史的建造物を民間で活用してもらおうと準備を進めている。建物と敷地を無償で貸し付ける。11日に説明会を開く。
1951年に建てられた窯業会社の工場「旧ヒダ工場」(敷地面積約4600平方メートル、建物面積約1300平方メートル)と、林業研究に使われた「北海道林木育種場旧庁舎」(同約5100平方メートル、同約1500平方メートル)。
同市には120年近いれんが製造の歴史があるが、良質な粘土が採れた野幌地区の工場は、工業団地に移転するなどして最後に残ったのが旧ヒダ工場。企業の自主廃業後、市が取得した。一方、丘陵地にある旧庁舎は洋風近代建築で27(昭和2)年の建築。2階部分は建設当時の状態となっている。
市は旧ヒダ工場について、レストランやショッピング関係施設など地域活性化につながる形での活用を想定。以前から民間活用を探っていたが、改修負担も考慮し、一部撤去を含めた改修も可能とした。旧庁舎についても、歴史的建造物の価値を生かし、外観を残すことを基本とした保存・活用を念頭に置い
ている。
募集対象は、市外を含めた個人・法人で、事業計画を提出してもらう。改修工事は事業者の負担。市や学識経験者、市民団体などによる選定委員会が審査する予定で、担当者は「江別を象徴する建物で、民間ならではのアイデアで活用してもらえたら」と希望している。
問い合わせは、旧ヒダ工場が経済部商工労働課(電話011-381-1023)、北海道林木育種場旧庁舎は教育委員会生涯学習課文化振興係(電話011-381-1060)まで。
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