v10.0
- ID:
- 47119
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0805
- 見出し:
- 埋没林と水田跡が出土 弥生人の活動生々しく伝える 奈良・中西遺跡 (2/2ページ)
- 新聞・サイト名:
- MSN産経
- 元URL:
- http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100804/acd1008042053005-n2.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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森林域では樹木約200本が見つかり、うち186本の樹種を確認。多い順にヤマグワ44本▽ツバキ39本▽カエデ21本▽イヌガヤ12本▽コクサギ10本▽オニグルミ、カシ、エノキ各7本など22種以上あり、食用の木の実が成る樹種が多い。人為的に割られたクルミの殻も見つかった。
伐採痕のある切り株はエノキで直径約1メートル、高さ約80センチ。削りやすくするため幹の繊維を燃やしながら石斧で切り倒したとみられる。周辺では弥生土器片やサヌカイト片(石器の破片)、人の足跡なども見つかり、木陰で活動していた様子がうかがえる。
水田域は水路(幅2メートル、深さ60センチ)を挟んで森林域のすぐ北側に広がっている。
現地説明会は7日午前10時~正午。JR和歌山線玉手駅から徒歩約40分。
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