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- ID:
- 47049
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0801
- 見出し:
- 川床再建笑顔戻る 豪雨災害から1年/宍粟
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001008020003
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
昨年8月9日の台風9号豪雨で大きな被害が出た宍粟市一宮町の福知渓谷で、濁流が壊した川床(かわ・どこ)を地元住民たちが再建した。1日から営業が始まり、バーベキューや川遊びを楽しむ観光客の歓声が1年ぶりに戻った。
福知渓谷には川床のほかにもキャンプ場や釣り堀、休養センターなどの施設があったが、豪雨災害で壊れたり土砂が流入したりして営業できなくなっている。川床は夏の行楽施設のなかで初めて再建にこぎ着けた。
再建されたのは流された12面のうち2面。福知川のせせらぎにせり出すように組まれ、1面約25平方メートル。地元住民でつくる「福知村づくり実行委員会」のメンバーが近くの山で切り出した杉を加工して築いた。机、ベンチ、流しそうめん台も手づくりした。
川床で友人8人とバーベキューをしていた姫路市のタクシー運転手森川好博さん(65)は「ここは1年に1度訪れる避暑地で、私には軽井沢のような場所。今年も訪ねられてうれしい」と話した。
チェーンソーで川床づくりの腕をふるった三木禅(ゆずる)さん(53)は地元で林業を営みながら、村づくり実行委の活動をしている。「被災当時のことを思うと、1年で観光客が戻ってきてくれたのは夢のようです」と話していた。
問い合わせは福知ふれあい市場(0790・74・1277、金~月曜の午前8時半~午後4時)へ。
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