v10.0
- ID:
- 46464
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0618
- 見出し:
- 石垣・名護市:木の交流 サクラ並木、ヤシの浜辺
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100619rky00m040004000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
石垣市のヤエヤマヤシと名護市のヒカンザクラ。両市自慢の木を互いに贈って交流しながら、未来に美しい景観を残したいと、名護市の21世紀の森ビーチにヤエヤマヤシを千本植える活動の提唱者、屋部高志さん(87)が11日、石垣市役所に中山義隆市長を訪ねた。市長は屋部さんの思いに共感し、ヤ
エヤマヤシ60本の苗木をプレゼントすると約束。屋部さんからはヒカンザクラを贈るとの申し出があった。
屋部さんは昨年、ヤシが並ぶ浜辺の風景を子孫に残したいと、市民と共に千本植えた。「夫婦や家族で植えて、水や肥料をやりに来る人もいる。いつか『この木はおじいさんが植えたんだよ』と話す市民の姿を想像すると幸せな気持ちになる」と屋部さん。だが、1年たって200本が枯れてしまい、代わりのヤ
シの苗木の買い付けのため、石垣を訪れた。
その際、「木の交流ができないか」と思いつき、石垣市役所を訪ねた。中山市長は「面白い。協力できるところはぜひ協力したい」と話し、早速担当の企画調整室と話を詰めた。
屋部さんは「木は枯れることもあるが、情熱を持って続けることが未来をつくる」と笑顔を見せ、青年会活動で石垣と縁のある名護市議会議員の岸本直也さん(48)は「南の島でさくら祭りをできる日が楽しみ」と期待した。
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