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木造建築のネツト記事
ID :  3919
公開日 :  2007年  5月27日
タイトル
[建築系ひとづくりフォーラム 気仙大工の里にスポット
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2564
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元urltop:
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写真:
 
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職業能力開発の向上と貢献言的とする厚生労働省の認可法人、(社)実践警訓練研究協会は、「気仙大工の里とひとづくりを訪ねて」をテーマに建築系ひとづくりフォーラムを六月二日(土)から二日間、陸前高 田市で開催する。気仙大工が残した建物群、現在の職人の仕事、若者育成現場などの見聞や、現地の人たちとの交流討議も行われる。教育界や産業界で取り組みが遅れる「ものづくり人材」の育成方法に焦点を当てた活 動の一つとして研修の成果が注目される  同協会は、二十一世紀の「ものづくり」を担う技能、技術者の育成のため、一九九八年から産・学の連携のもと「実践教育訓練」の普及と向上に向けた活動を展開している  フォーラムは、その専門部会の一つである建築・デザイン系専門部会(石丸進部会長)が企画  社会や産業が激変する中、新しい時代に対応した建築教育や人材育成の方向性をさぐり、そのノウハウの研究や普及を図ることを目的に開催する  十一回目となる今年のフォーラムは、「気仙大工の里とひとづくり」にスポットライトを当てる。気仙地方は、古くから出稼ぎ職人集団が形成され、民家はもちろん堂宮から建具、彫刻までこなす多能な技を持っていた気 仙大工の里。気仙杉の産地としても知られ、千石船を造っていた時代もあり、独自性を重んじた多くの建物も数多く残されている  フォーラムには、全国から教育訓練関係者や企業、専門家、職人、学生など多士済々なメンバー約二十人が参加する予定。地元関係者らと膝を交え、制度の垣根を越えた草の根レベルの自由な交流を行う  日程は、六月二日と三日の二日間。一日目は、平泉から気仙沼を経て気仙大工の里である陸前高田入りし、職業訓練校や建具職人の仕事場を訪問。市内のホテルで気仙大工研究事業協同組合など建築関係者との懇 談会も行われる  二日目は、普門寺や気仙大工左官伝承館、衣地家、今泉の町並み、住宅現場、山林・製材工場などを見学。気仙職人の残した伝統建築物や現代職人の仕事、地域の家づくりシステムなどにも見聞を広める  会員の技術、教育情報の交換や実践教育訓練全体のレベルアップを図る場としてフォーラムの成果が期待されるほか、気仙大工とその職人技を全国に情報発信する好機にもなりそうだ。