ID :
3430
公開日 :
2007年
4月 8日
タイトル
[半世紀ぶりの檜皮葺き替え公開 岡山・吉備津神社
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/04/08/2007040810572441012.html
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写真:
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半世紀ぶりに大屋根の檜皮(ひわだ)の葺(ふ)き替えが進む岡山市吉備津の国宝建築吉備津神社の本殿・拝殿で7日、週1回の一般公開が始まった。大勢の家族連れらが訪れ、豪壮優美な姿が伝統技術でよ
みがえるさまをじっくりと見学していた
同神社の屋根は、鳥が翼を広げた姿に見立てて比翼入り母屋造りと呼ばれ、防水性に優れた檜(ひのき)の樹皮で覆う檜皮葺き建築の代表例。葺き替えは2004年度に始まり、来年9月に完成予定。現在、拝殿で作業が
終わり、本殿は7割程度まで進んでいる
本殿の軒の周りや屋根の上に設けた足場に、子供からお年寄りまでが次々と上って見学。職人が竹くぎを檜皮にリズミカルに打ちつけていく様子に、「きれいな曲線を作るね」「昔の人の知恵はすごい」と感心していた
同市平野、会社員吉井通雄さん(54)も「丁寧な仕事ぶりに驚いた。仕上がって太陽の光を浴びたらどんなにきれいか楽しみ」と話していた
作業の一般公開はこれまでも行ってきたが、今回は岡山県などの観光推進事業・岡山デスティネーションキャンペーンの一環。より多くの人にゆっくり見てもらおうと、6月30日までの毎週土曜日、午前9時~午後4時に
行う。無料。問い合わせは岡山市教委文化財課(086―803―1611)。