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ID :  3407
公開日 :  2007年  4月 5日
タイトル
[枝幸産の木材、住宅に使って PRで野鳥観察小屋を建築 
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/18817.html
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写真:
 
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地場産木材を住宅に活用してもらおうと、町内の育林業、村山木材は岡島地区の所有地に、トドマツ材やカラマツ材を使った野鳥観察小屋を建てている。五月の大型連休明けにオープン予定で、無料開放す る。社長の村山良子さん(57)は日本野鳥の会道北支部会員。「地元の木材をPRするとともに、自然観察の拠点になれば」と夢を膨らませている。  トドマツなどの原生林に囲まれた所有地(四千平方メートル)は、シジュウカラやアカゲラなどの野鳥、キツネやシカ、ミズバショウなど動植物の宝庫で、村山さんが「寒さが厳しい冬や夜間でも野鳥などを観察できる小 屋を」と建築を思いついた。  長男で同社専務の恵一郎さん(33)や、森林経営の啓発に当たる宗谷森づくりセンターに相談した結果、「建てるなら地場産木材にこだわり、住宅用のモデルハウスになるものを」と、建築を具体的に決めた。  木造一部二階建てで床面積約三十平方メートル。一階は四方に観察用のガラス窓を取り付けている。総工費四百万円で昨年十一月着工し四月中に完成予定。外壁と内壁はトドマツ、天井はカラマツ、床はミズナラと、 建材の大半を同社が町内に所有する林から調達した。外壁のトドマツはノコギリの引き目が残る粗い仕上げで、恵一郎さんは「開拓時代の農家をイメージしました。地元の木材で家を建てたいと思う人が少しでも増えてく れたら」。村山さんは「小さな小屋ですが、自然観察が好きな方に一般開放したい」と話している。